2.5次元俳優の将来

2.5次元俳優は、今ものすごい沢山いる。人気コンテンツがテニスの王子様だけではなくなり、刀剣乱舞、あんスタ、ダイヤのAとか数えたらキリがないくらいいっぱいあって、映画館でライブビューイングまでやるほどの人気。そこで主要キャラを演じることで、他の2.5から引っ張りだこになるスター俳優もたくさん。収入も多いらしい。
まだ人気作に出れないまでも、イケメンがいっぱい必要な2.5は沢山あって、若くて顔が良ければある程度需要はある。競技自転車でも水泳でも、特異能力使おうが何でも舞台化される昨今、題材も無限。

2.5が特殊なのは、役者はよく知らないけど、この作品なら行ってみよう。見た目が似てるから、これなら行ってもいいかな。って人が、作品によってデカい劇場が埋まるほど沢山いること。
ここで多発するのが、この作品のこのキャラ演じてる人は大好きだけど、役者を追いかけてるわけじゃないから他は見ないという事案。そうなることで起きるのが、人気作以外、特に2.5以外ではまったく集客できない現実。えっ凄い人気あったはず…接触イベントには人来るのに!みたいな事が起こる。

じゃあ客が来てくれそうなデカい2.5だけ出てればいいじゃないかと思うけど、そうはいかない。将来が見えないから。2.5の主要キャラは皆若い。歳とったら、出れる幅がどんどん狭くなる。色々な舞台で活躍している今の30代は、先の見えない2.5をどう卒業するかずっと足掻いてきた。でも昔と違い巨大コンテンツとなった2.5。今は集客が見込めそうな役者の取り合いになっていて、ずっと2.5のみにで続けている人も多い。将来どうなるか。

現在、2.5俳優の将来の芸能界での選択肢は主には5つかと思う。①TVに出る。②ミュージカル界に進出する。③声優になる。④色んな舞台に出る。⑤2.5のみに出続ける。

①のTVは一番難しい。大きい事務所で、朝ドラとか出て、ドラマでいい役もらって…狭き門すぎる。テニミュ卒業し、ドラマに絞って成功した人は何人かいるが、2.5にどっぷり浸かったあと成功した人はいるのかな…。
②は数少ない成功例がある。稀有だが古川雄大くんは主演で成功しつつあるし、脇ならば、集客力を武器に進出し、地道に頑張る人も多い。
③は、2.5が人気になったことで、舞台化との連動でアニメやゲームと同じ役をやったり、違う層からユーザーを得るために採用される人がとても増えた。でも役者として人気があってこそだし、一本に絞るのはなかなか…声優の競争率は半端ない。本格的にやってる人も中にはいるけど、第一線にいくのは、役者より難しいのでは。
④堅実なのは④に見えるが、今役者の数が凄まじい。顔がいいだけなら沢山いるし、多少上手い人も沢山。重要なのは固定ファンと、突出する何か。演出家や舞台会社に気に入られる実力と人柄。そして演技・歌・ダンス・殺陣・笑いのセンスが必須。えっ大変。
⑤はまだこれからの選択肢。
 先程今の30代の役者は2.5卒業のため足掻いてきたと言ったが、足掻かないで成功したのが鈴木拡樹くん(もちろん外部にも出ていたが、2.5にも積極的に出ていた印象)。先駆者であり2.5の神とまで言われ、その集客力から今や他の分野でも引っ張りだこ。2.5での人気で、大きな他作品に呼ばれたり、色々な媒体に注目され、活躍の場を広げる。でも拡樹くんだからであって、まだ追随は許していない。
 あと昔と少し様相が違ってきたのは、膨大な数の2.5があり、評価も上がってきたなか、卒業しなくてもイケおじ枠でいけるかもしれないということ。今その枠だと外部でも活躍してきた、唐橋さんとか、まだ若いけど玲さんとか。でも実力と色気と色んなセンスが詰め込まれている方が、やはりこの枠にいるので、狭すぎる門にかわりない。山本一慶さんは、このまま⑤だけでいける気がしてる。


数が増えた今、役者として食べていくのは、昔よりさらに大変になる。今でさえ、若いときキャーキャー言われてても、主役してても、段々ファンが減り需要が減り30歳を期にで辞める人は多い。あとは小さなキャパのとこでがんばる人、声優やライブ活動、アパレル経営を細々する人も。
ファンの取り合いとなっているこれからは、役者一本では生き残るのが難しい。最善は実力を付けた上で、①~④に加えて、歌手など多角戦略し、とても離れやすいファンを維持し獲得し続けること。良い事務所に入ること。植田圭輔くんとかは、戦略の成功例だと思う。

今、少しずつではあるが2.5の人気、経済効果が世間に認知されつつある。原作を忠実に再現したり、エンターテイメントに特化することで人気獲得してきた2.5。原作の力が加われば、若手のみではじめから大きな会場で上演出来る唯一無二のコンテンツ。使い捨てにならず、そこで活躍する俳優も、もっと活躍の場が広がることを願う。


ちなみに④の必須要件を、全て突出して持っている30代中盤の我が推しは、10年ほど前テニミュを卒業し、それから毎月のように小劇場含め色んな舞台に出て、実績と実力を付け、今じゃ毎月のように主役をしてる。ただ、固定ファン数が足りない。なので最近は舞台に加え、TVでの仕事や声優を開始。知名度向上に邁進している。でもこの歳で主役する人は、数えるほど。テニミュで大人気で卒業しても、生き残れるのは一握り。今でも舞台に出ている人は総じて輝く何かをもってる。

役者の中には、大きい舞台のみにシフトしていく人もいるが、TVにバンバン出てないと大きいストレートプレイで良い役はもらえない。大きいミュージカルもほとんどの人がたくさんの下積み経て、徐々に大きい役を貰えるかどうか…。大きい舞台はそこで成功すれば年を取っても活躍し続けられるメリットがある一方、成功しなかった場合、端役を続けることでファンが減り、小さな舞台を断ることで、結局2.5界隈に戻ろうと思っても手遅れになるリスクも。

先日、推しが売れたいと言って、番組で売れるためにはどうしたらいいかという企画までやったが、結局推しが目指す売れたいはどこなのかいまいち分からず。ファンの意見もブログ更新してくらいしか採用されなかった。私は大きな舞台に立ってほしい気もあるが、繊細な表現力が売りな推し、今のキャパが良い気もする。なにより主役をやるべき人だと思うので、脇に移ってほしくはない。演技を見続けたいのだが、演出もやりたいと言っている。今出演のTVも声優も今までの舞台経歴が評価されていることは確かだし、演出でも回りまわって何かの糧になるのだろう。才能はあると思ってるので、応援したい。

結局はファンが色々言おうが推しのために出来るのは、お金と時間を費やすことのみ。方針を決めるのは、俳優自身。こちらにも生活があるので、出来る範囲で、推しの芝居が見続けられるように応援したいと思う。