舞台「文豪とアルケミスト~余計者の挽歌」 #文劇

アプリゲームが原作。本が侵食されている世界。文豪達が転生して、侵食者を倒し本を守る。

観た印象は、とにかくみんな顔面凶器で、目が足りないし、演技も全員上手い。テンポが早くて、ポンポン話も変わるけども、それぞれ引き込む力のある役者なので、グッと引き込まれ、太宰さんが出て来て、賑やかして場面が変わる。2.5なんだけれども、すごく演劇ぽい。暗転はほぼない。コメディとシリアスが混ざりあう。吉谷さんとなるせさんが交わるとこうなるのかぁと妙に納得した。初見ちょっと笑いが多いかとの印象も受けたが、じわじわハマり、今は毎日観たい。


太宰おさむ役 平野良。平野さんは初キラキラ2.5ってことと、あまりに良い見た目のビジュアルにファンがざわついた。でも太宰のビジュに、文アルファンから、雄みがすごい。ヨウジョじゃない。というお声が。でも、平野良は年齢も性別も自由自在…
実際、平野さんの太宰は子供っぽくてとにかく可愛くて、感情がトップギアまで振り切ったと思えば、どん底まですぐ落ちる。でも人の心に寄り添ったり、人を救えるような熱意もある。ヨウジョだったし、少年マンガの主人公のようでもあった。

平野さんのネット番組で、太宰の役作りについて「キャラはぶれないけれど、太宰のイメージと全然違うと言われるかもしれない。でもそれを加味した上で色々と考えている。すごい模索している。」というようなことを言っていた。

平野良はどの作品でも人物に一貫性がある。だからそこにその人物が生きているように思える。
今回のキャラ付けは最後の場面から逆算したのかなと勝手に思った。最後の胸熱な場面、ゲームの太宰は言わない気がする。好きな人の前でもモジモジしちゃうタイプだし、あんまり素直になれない(解釈違いだったらすみません)。でも平野太宰は、本人にガンガン好きって行くし、自分の気分次第で手のひら返したように接し方変える。それでいて大事なことは真面目に語りかけたりする。だから最後の場面、自分もだろ!と思いながらも平野太宰なら言うなと違和感がなかった。

キャラとして違うとこがあっても、あれは太宰だ、あれはあれでよかったと思ったのは、芥川に対する好きの分量や、浮き沈み、幼さなど枠組みは同じであったこと、あとは違和感を爆発的可愛さと圧倒的演技力で納得させたからだと思う。賑やかしてただけじゃなく、締めるとこは締め、最後は感動させる。一言だけで引き込む力がある平野良だからこそ、あのテンポが成り立っていたと思う。

今回のハイライトは、ダンスの魅力も爆発してたこと。中央で踊るときのオーラ。上手いだけじゃない、惹き付ける力がすごい。テニミュの時からさらに進化を遂げていた。あれで歌も惹き付ける力もすごいので、何が出来ないことはあるのですか?


芥川りゅうのすけ役、久保田秀敏。みんな芥川の女になったんじゃないかと思うほど魅力的に演じていた。若い時から30歳過ぎても活躍している役者は、やはりすごい。妖艶で優しそうで、ちょっと天然で、大きな苦悩を抱えてて。でも殺陣は冷徹で、涼しい顔で微笑しながら綺麗な殺陣で敵を倒す。オーラを出すのが上手く、すごく魅惑的。あの儚い
感じ出せるのはすごい。OPで、太宰と顔を見合わせてニコっとする場面、永遠と見てられる。


志賀なおや役 谷佳樹。ゲームでは飄々としイメージだが、ストーリー上ツンデレにしたかったのか、太宰には塩対応でお堅くて頑固。ただむしゃには弱くて、言うこと聞いちゃう。谷くんは、苦しい感情を出すのがすごく上手。こっちまで苦しくなる。太宰との絡みも多くて、ウエブマー‼️(事務所名。2人は同じ事務所。谷くんは平野さんのTO)と叫びたくなった。殺陣の綺麗さは、この界隈では随一だと思う。

武者小路さねあつ役、杉江大志。可愛いキラキラ。可愛いけど、志賀の保護者でもあるし、戦うとめちゃ強い。むしろゲームよりも、むしゃとして魅力的なキャラクターにしてたし、弱って語るところでは引き込まれて泣きそうになった。空気を作るのが上手。ツッコミも上手い。白樺派尊い。カテコでニコってしてはけてくんだけど、可愛すぎて吐血しそうになった。


中原ちゅうや役、深澤大河。若いのに、ベテランかのような、安定で落ち着いた訴えかける演技。一番安心感があったと思うほど。この子凄い。小柄だけど妙に貫禄があって圧があって、酔っぱらいのフラフラも上手くて、ちゅうやだった。太宰のアドリブをアレンジしてメイク室で平野さんに見せてくれるみたいで、気に入られてたなぁ。


織田さくのすけ役、陳内将。器用な役者さん。関西弁も上手く、殺陣も綺麗、見た目も美しい。太宰のお母さんみたいに世話焼きで、ツッコミもできて、あれ?おださく存在してるの?と思えた。滑舌も間もテンポも心地よくて場を崩さない円滑に進める2.5の匠な感じがした。満足しないキャラのファンはいないと思う。感情を出す演技も見てみたい。


坂口あんご役、小坂涼太郎。手足が長い。細い。足が50メートルあると噂になる。素は天然らしく、アドリブが可愛い。無頼派は、ずっとワチャワチャしてた。少しアウトローな雰囲気も出てて、太宰さんを後ろから見守り、大事な時はさっと現れ手をさしのべる。すこーしだけグラサン外す場面があってキュンとする。


佐藤はるお役、小南光司。はるお先生かっこいい!兄貴!太宰への罪悪感から、それを払拭しようと頑張る。自分の思いを本人には伝えられない、押しきれない部分を残しつつも、ゲームと違い逃げ腰ではない。でも太宰に嫌い!殺意!大好き!を次々に向けられ、困惑。不憫。殺陣が、広範囲攻撃。うっぷんを晴らしながらブンブン振り回す。ゲームより好きになった。かっこいい。結婚して下さい。


えどがわ乱歩役、和合真一 。和合さんの出演した作品をみて思うのは、演技が特別上手いかどうかと聞かれるとわからない。だが、和合真一にしかその役はできないと思わせる唯一無二の存在。無敵。乱歩役も美しく怪しげな和合の魅力で、閉鎖的で幻想的な文アルの世界を盛りたてていた。今まで自転車乗れなかったというエピソードも不思議で可愛い。文劇でポポファンが増えていた。


演出が素晴らしき。幻想的な雰囲気をアンサンブルでつくる。アンサンブルさん、お疲れ様ですと言いたくなる。1時間50分と少し短いが、話が詰まってるのに、テンポが良いし、緩急がすごいので満足感がある。武器を持ってる時は本を持っていないとか、OPは各文豪の精神状態を表しているとかとても緻密に演出されていて、考察も盛り上がる。

あまり文学に詳しくないので、あとから他の方の感想などを見ていると、かなり史実を織り混ぜていて面白い。それ以外も、それぞれ死後転生した話しなので、もしもう一度出会えたら、もし同じ時代に生きることができたならというお話が色々折り込まれていてエモい。そこが文アルの魅力でもあるが、それを上手くまとめて膨らました脚本がすごかった。平野さんとは旧知の仲のなるせさん。脚本は平野良の実力を十分理解した上でのあてがきだったと思う。

この舞台、そこそこのキャパと日数だがチケットが即売。ゲームの人気は不明だが、DMMなので文アルをやったことある人は多い様子。そんな中、文劇が売れた決め手はビジュアルの良さ!!元から、顔面が良い人ばかりだが、衣装にもウイッグにも武器にもメイクにも加工にも、お金がかかっていてとにかく素敵。Twitterの更新の仕方も神がかっていて、毎週1人ずつ発表するのだが、そのメインビジュアルはクールにしてあるので、解釈違いと呟く人も多い。そこで数日後、必ず雰囲気が柔らかい写真をアップ。そっちのほうがキャラに寄っていたりして、ギャップにやられる人続出。平野さんの出る2.5は全部このスタッフにお願いしたい。ふしみゅひどかったぞ…

文劇キャストは、若くてキラキラでという人選ではない。だが実力者ばかりの絶妙な人選。みんなキャスト発表みて、キャーとかワーじゃなくて、おーって言ったと思う。9人中5人は実力を持った30代。20代でも、杉江くんや大河くんは直前の舞台で主役を張ってたし、小南くんも人気作の主役が控えている。坂口くんはついに刀剣男子になるらしい。

そんな中、主役は平野良34歳。キラキラ2.5は初めてなので、平野さんを初めて見る人も多く、その演技に衝撃を受けた人が多かった様子。平野さんは毎作見る度に進化していく化け物ではあるが、平野良ならこれくらい当たり前という気分で見ていたのでその反響にこちらも驚いた。
そして文劇良かった!というお声の多さ。終演後のDVD予約の長蛇の列。2.5次元舞台も、若けりゃいいってもんじゃないという一石を投じたような気がした。

ボーイズトーク2 DVD

役名もあり、セリフが決まっている部分もある。だが9割はお題に沿って、ほぼ素で役者がわちゃわちゃと男子会しているのを覗き見る感じである。

その当時、界隈の舞台の先駆け的存在で、顔が良く演技力もある役者が集まって、しかもみんなトークが達者。

宮下優也くんのトークスキルっぷりが半端ない。回す回す。そしてボケる。なので平野さんは、静かめ。でもたまに発言することが、うわー面倒な人だなぁというかんじ(笑)

何よりも平野さんが、さとちゃんを見る目が可愛くて仕方がない弟を見ているようで好き。さとちゃんは空いてるとこあるのに、平野さんの隣に入り込んだりしてるし、平野さんは、俺カトちゃん(さとちゃん)弱いんだよと、何かやるたびにニヤニヤ。笑っていいときは一人、大爆笑。 こっちもニヤニヤしちゃいます。

宮崎秋人くんは、モテるだろうなぁ。人当たりがよく、明るく、身軽。お題に対してのお芝居上手くて、引き込む力があるなと思った。

植田圭輔くんは、衣装も何だかエロいし可愛いけど、性格は男前。

佐藤永典くんは、変化球。可愛いけど刺があって、発想もおかしい。宮下さんに並んでこの企画の主軸。

米原幸佑くんは、彼女にはデレるタイプらしくて、みんなにえー!と言われてたけど、面白かった!


わちゃわちゃ感も魅力だと思うが、その辺の番組や若手アイドルと違うのは、お題にそって、皆を笑わせる所やこういう時どうするというのを見せるとき、皆演技力のある役者なので、上手くて見入って しまうとこ。また舞台ではアドリブ部分があったりもするから慣れてて、面白い。

皆キャリアアップしてて、もう集めるのは無理だろうけど、また同じメンバーでまたやってほしい!

ソラオの世界 2010 DVD

人体実験のバイトをしていた主人公、施設に雷が落ちて、精神が夢の中に。その夢では自分は人気バンドマンだったり巨大ロボットと戦ったり、無人島に好きな人と漂流して何十年も過ごしたり。果たして主人公は元の世界に戻れるのか。

シャトナーさんの舞台は不思議だ。はじめ見ている時は違和感しかない。ザっ演劇といった感じで、観客の空想に任せる部分も多く、そして基本叫ぶ。
長いなぁなんて見ていると段々引き込まれて、後半は自分も夢の中にいる気がしたし、最後は手に汗握っていた。

主演は、大山真志くん。エネルギーが溢れダイナミック。なのに情けなさも身に纏う。シャトナーさんにピタリとハマる。バンドボーカルとして、歌も披露するが、もちろん上手い。

山本一慶さん。初見。上手いし、男前だし、声もいい。最近までブレイクしてなかったのが不思議。

平野良。スピードが早いし、世界観の難しいこの舞台、みんな意外と笑いを取れない。その中で平野良は出る度に、笑いを取る。面白いことをいうわけではない。タイミングが上手い。
何役もこなす中、目立たない役をやっていても入り込んでいる。皆、シャトナーさんにダメ出しを食らう中、一度もなかったらしい。この作品で、シャトナーさんお気に入りのきっかけを垣間見た。
あと終盤出てくる、ネズミの帽子に悶絶した。これだけでも見てほしい()

主演のソラオには、体力と輝きと歌の旨さ、悲哀色々必要。叫ぶ芝居方法であるから、その中で感情を表現し、観客を飽きさせないのは大変だと思う。まさしくんのソラオは素敵。バンドボーカルも羨ましかったし、ちょっとタイプは違うけれど平野さんのソラオも見てみたかったなぁと思いました。

2.5次元俳優の将来

2.5次元俳優は、今ものすごい沢山いる。人気コンテンツがテニスの王子様だけではなくなり、刀剣乱舞、あんスタ、ダイヤのAとか数えたらキリがないくらいいっぱいあって、映画館でライブビューイングまでやるほどの人気。そこで主要キャラを演じることで、他の2.5から引っ張りだこになるスター俳優もたくさん。収入も多いらしい。
まだ人気作に出れないまでも、イケメンがいっぱい必要な2.5は沢山あって、若くて顔が良ければある程度需要はある。競技自転車でも水泳でも、特異能力使おうが何でも舞台化される昨今、題材も無限。

2.5が特殊なのは、役者はよく知らないけど、この作品なら行ってみよう。見た目が似てるから、これなら行ってもいいかな。って人が、作品によってデカい劇場が埋まるほど沢山いること。
ここで多発するのが、この作品のこのキャラ演じてる人は大好きだけど、役者を追いかけてるわけじゃないから他は見ないという事案。そうなることで起きるのが、人気作以外、特に2.5以外ではまったく集客できない現実。えっ凄い人気あったはず…接触イベントには人来るのに!みたいな事が起こる。

じゃあ客が来てくれそうなデカい2.5だけ出てればいいじゃないかと思うけど、そうはいかない。将来が見えないから。2.5の主要キャラは皆若い。歳とったら、出れる幅がどんどん狭くなる。色々な舞台で活躍している今の30代は、先の見えない2.5をどう卒業するかずっと足掻いてきた。でも昔と違い巨大コンテンツとなった2.5。今は集客が見込めそうな役者の取り合いになっていて、ずっと2.5のみにで続けている人も多い。将来どうなるか。

現在、2.5俳優の将来の芸能界での選択肢は主には5つかと思う。①TVに出る。②ミュージカル界に進出する。③声優になる。④色んな舞台に出る。⑤2.5のみに出続ける。

①のTVは一番難しい。大きい事務所で、朝ドラとか出て、ドラマでいい役もらって…狭き門すぎる。テニミュ卒業し、ドラマに絞って成功した人は何人かいるが、2.5にどっぷり浸かったあと成功した人はいるのかな…。
②は数少ない成功例がある。稀有だが古川雄大くんは主演で成功しつつあるし、脇ならば、集客力を武器に進出し、地道に頑張る人も多い。
③は、2.5が人気になったことで、舞台化との連動でアニメやゲームと同じ役をやったり、違う層からユーザーを得るために採用される人がとても増えた。でも役者として人気があってこそだし、一本に絞るのはなかなか…声優の競争率は半端ない。本格的にやってる人も中にはいるけど、第一線にいくのは、役者より難しいのでは。
④堅実なのは④に見えるが、今役者の数が凄まじい。顔がいいだけなら沢山いるし、多少上手い人も沢山。重要なのは固定ファンと、突出する何か。演出家や舞台会社に気に入られる実力と人柄。そして演技・歌・ダンス・殺陣・笑いのセンスが必須。えっ大変。
⑤はまだこれからの選択肢。
 先程今の30代の役者は2.5卒業のため足掻いてきたと言ったが、足掻かないで成功したのが鈴木拡樹くん(もちろん外部にも出ていたが、2.5にも積極的に出ていた印象)。先駆者であり2.5の神とまで言われ、その集客力から今や他の分野でも引っ張りだこ。2.5での人気で、大きな他作品に呼ばれたり、色々な媒体に注目され、活躍の場を広げる。でも拡樹くんだからであって、まだ追随は許していない。
 あと昔と少し様相が違ってきたのは、膨大な数の2.5があり、評価も上がってきたなか、卒業しなくてもイケおじ枠でいけるかもしれないということ。今その枠だと外部でも活躍してきた、唐橋さんとか、まだ若いけど玲さんとか。でも実力と色気と色んなセンスが詰め込まれている方が、やはりこの枠にいるので、狭すぎる門にかわりない。山本一慶さんは、このまま⑤だけでいける気がしてる。


数が増えた今、役者として食べていくのは、昔よりさらに大変になる。今でさえ、若いときキャーキャー言われてても、主役してても、段々ファンが減り需要が減り30歳を期にで辞める人は多い。あとは小さなキャパのとこでがんばる人、声優やライブ活動、アパレル経営を細々する人も。
ファンの取り合いとなっているこれからは、役者一本では生き残るのが難しい。最善は実力を付けた上で、①~④に加えて、歌手など多角戦略し、とても離れやすいファンを維持し獲得し続けること。良い事務所に入ること。植田圭輔くんとかは、戦略の成功例だと思う。

今、少しずつではあるが2.5の人気、経済効果が世間に認知されつつある。原作を忠実に再現したり、エンターテイメントに特化することで人気獲得してきた2.5。原作の力が加われば、若手のみではじめから大きな会場で上演出来る唯一無二のコンテンツ。使い捨てにならず、そこで活躍する俳優も、もっと活躍の場が広がることを願う。


ちなみに④の必須要件を、全て突出して持っている30代中盤の我が推しは、10年ほど前テニミュを卒業し、それから毎月のように小劇場含め色んな舞台に出て、実績と実力を付け、今じゃ毎月のように主役をしてる。ただ、固定ファン数が足りない。なので最近は舞台に加え、TVでの仕事や声優を開始。知名度向上に邁進している。でもこの歳で主役する人は、数えるほど。テニミュで大人気で卒業しても、生き残れるのは一握り。今でも舞台に出ている人は総じて輝く何かをもってる。

役者の中には、大きい舞台のみにシフトしていく人もいるが、TVにバンバン出てないと大きいストレートプレイで良い役はもらえない。大きいミュージカルもほとんどの人がたくさんの下積み経て、徐々に大きい役を貰えるかどうか…。大きい舞台はそこで成功すれば年を取っても活躍し続けられるメリットがある一方、成功しなかった場合、端役を続けることでファンが減り、小さな舞台を断ることで、結局2.5界隈に戻ろうと思っても手遅れになるリスクも。

先日、推しが売れたいと言って、番組で売れるためにはどうしたらいいかという企画までやったが、結局推しが目指す売れたいはどこなのかいまいち分からず。ファンの意見もブログ更新してくらいしか採用されなかった。私は大きな舞台に立ってほしい気もあるが、繊細な表現力が売りな推し、今のキャパが良い気もする。なにより主役をやるべき人だと思うので、脇に移ってほしくはない。演技を見続けたいのだが、演出もやりたいと言っている。今出演のTVも声優も今までの舞台経歴が評価されていることは確かだし、演出でも回りまわって何かの糧になるのだろう。才能はあると思ってるので、応援したい。

結局はファンが色々言おうが推しのために出来るのは、お金と時間を費やすことのみ。方針を決めるのは、俳優自身。こちらにも生活があるので、出来る範囲で、推しの芝居が見続けられるように応援したいと思う。

ミュージカル「ふしぎ遊戯~朱の章~」DVD

私、原作も大好きなのですが、ふしぎ遊戯の七星士がとにかく皆ピッタリ。見た目もさることながら、演技もイメージそのまま!お話も七星士の出会いや、唯の苦悩、うまく表現されていました。

楽曲は、ブロードウエイでも活躍し、朱と煤の作曲もしていた岩崎廉さんだったのですが、岩崎廉コンサートの様!歌も多いですし、流れる曲がとにかく全て素敵!

田中れいなちゃん演じる美朱。歌上手くてびっくりしました。まったくブレないし、アイドルのクセはあるものの感情も伝わってきて、そして可愛らしい。センターでダンスをするとアイドルオーラが花開く。もともと美朱が少しキャピキャピしてるので、役も合ってました!でも動きがまだ付いてきてないから、これからの成長を期待してます(何様)。

一番好きになったのが、橘龍丸くん演じる井宿。とにかくあの難しい口調そのままに、演技も凄い上手くて、物語を回していたし、特に輝いたのがソロナンバー。歌と踊りがとにかくカッコいい。目をずっと閉じてるように見えるのだけど、細目?どうやってるんだ。ほんとに素敵でした。

前山剛久くん演じる星宿。憂いをおびていて、ひたすらお美しい。しかも安定感抜群。演技、歌、殺陣、安心して見てられる。そして何してても美しい。この頃からオーラが出てます。

宮地真緒さん演じる柳宿。格好いい!男がやるべきって言ってる人の気持ちもわかりますが、一度見てほしい。今回4回目の柳宿、変わらない理由がある。歌も上手。

坂田しおりさん演じる唯ちゃん。坂田さんは唯ちゃんの陰の部分をずっと纏っていて、憎みたいけど、憎みきれない苦しみがすごく伝わってきました。

平野良演じる鬼宿。年齢に言及していましたが、まったく気にならず。可愛くて、格好いい鬼宿。フレッシュさはないかもしれないけど、代わりにとてつもない安心感と高いクオリティ。特に、美朱の目を治したいけど、今は行くことが出来ない苦悩を歌った所が、感情がダイレクトに伝わってきて一番好き。ストプレでもミュージカルでも苦悩させて右に出るものなし。
れいなちゃんとは年齢差があるので、イチャイチャしてても微笑ましく見てられます。廉さんの曲は重唱する曲が多いけど、2人の声の相性がいいので聞いてて心地がいいです。

臆測ですが、廉さんは平野さんが引っ張ってきたんじゃないかな。とにかく楽曲がめちゃめちゃ素敵で、特に主役2人の歌唱力が高くて、原作も尊重しているこの作品。ずっと楽しいです。

蒼ノ章では、楽曲が廉さんでなくなったのは残念ですが、浅井さやかさんも素敵な楽曲を提供されますし、何よりしゃばけの演出大好きでした。キャストもほぼ変わってますが、ものすごい期待してます。

クロジ「いと恋もめや」

お母さんと子供5人で優雅に暮らしている華族と、そこに嫁ぐことになった女の子のお話し。庭には一年中咲いている桜の木がある。家族は排他的であるものの、仲は良く見える。前半は、笑いもあり家族を個々の役者がとても魅力的に表現。後半はその家族のヒミツが暴かれていき、怒濤の展開へ。そして愛について語られていく。

出ている人がほぼ声優さん。ゲストを人気声優にして、話題性と集客も考えられていて、毎日満員御礼。人気声優さんの日には、当日券に100人以上並んでいたとのこと。声優さんの人気に驚愕。
声優さんは元の発声が違うし、凄い通るから、序盤平野さんが少し浮いているような気にさえなった。

沖野晃司さん演じる兄さまは、ワイルドで破天荒でひたすらかっこいい。鴇忠役とチェンジしても面白いかなと思った。平野良の壊れるさまを見てみたいし、沖野さんは雰囲気のある魅力的な役者さんなので、鴇忠もきっと素敵に演じるのだろうなと思った。

主宰のお二人はさすがの演技力で、福圓さんのつつじは、少女マンガの主人公のような女の子で、おてんばで勝ち気で、女の子ぽいとこもあって感情移入していました。松崎さんはエネルギーの放出量が半端ない。コメディエンヌとしても目を引く存在でした。

ゲスト声優さんは、声も演技もほんと素敵でだんだんものすごいイケメンに見えてきて、惚れそうになった。声優さんファンの気持ちがわかった。

平野良演じる鴇忠さまは、実直でお堅い感じかと思いきや、むきになると子供のように可愛くなったり、妹を膝に乗せて可愛がったり、キュンとする場面が沢山。ソファーに座る姿や寝そべる姿が神々しい。後半はどうしようもない苦悩をかかえ、決意し貫く。愛を誓い、涙を誘う演技はさすがの一言。

みんな魅力的に演じられていて、どの役も印象がとても強いです。オリジナルだからこそ色んな考察ができたり、小さい劇団だからこそ、舞台ができあがる過程を小道具さんまで皆が呟いていて、アットホームな現場感がとても伝わってきました。

でも少数派だと思うけど、私にはハマらなかったー。前半は、登場人物が全員魅力的で笑いもちりばめられてて楽しく見ていた。でも後半、急な展開にずっと熱量を全力で込めた演技演出。急に異形になったり、自分は入りこめなくて、ポカーンとしてしまった。役者が上手いから余計に熱量全力の芝居は、一度引いてしまうと戻りにくい。ちょっと長い語りもあって、もう少し短くても…。そこで引き込んでくれるのが平野良で、穏やかな芝居の中で熱を見せてくれるので、もう一度中に入ることができた。

でもTwitterでは絶賛の嵐。いと恋ロスがおきるほど。千銃士で平野さんを知った人や、初めて見る、久しぶりに見る人も沢山いて、印象に残った様子。
ゲスト様方に、声優業のことも沢山アドバイスを頂いたと言っていた。マリアビートルが、今回のクロジに繋がって、このクロジが声優業にも繋がって、どんどん繋がるといいなと思いました。

舞台「奇面組」2

すごく面白かった。想像以上だった。何度も見たいと思える作品。同じ回は一度もないと思うし、見てると次は何するんだろうとワクワクする!
原作知ってても、知らなくても楽しめるし、難しい話はなく何も考えず笑える。でもちゃんとお話の筋はあって、ほっこりもした。

奇面組は、見た目が完璧。見た目がよくても、コメディなので笑いが寒かったらお話にならないが 、この舞台絶対的な安心感のある役者ばかり出ているので、気楽にみていられる。

今、舞台役者は実力があれば場数をかなり踏める環境。そして舞台中に、箸休めとしてアドリブや笑いの部分を作る舞台がとても多い。そのためか、舞台上の笑いに関し達者な人が増えていて、それが長けている人は総じて、演技も上手い。

その中、圧倒的存在感を放つのが今回鈍ちゃん役の宮下雄也。宮下さんは鈍ちゃんにしては丸い。引っかかってる人も多かった。でも見た後「あれは鈍ちゃんだった。」と言う意見に皆変わる。独特な口調も見事にかわいらしく再現していた。安定感、爆発感、演技力、キャラ寄せ全てが凄かった。お話が進むごとに、何かしてくれるという期待感を背負って、それに答えていた。

鳥ちゃん、愛嬌のあるキャラクターであり刀剣乱舞ミュージカルシリーズの主役を張るほどの実力と人
気を持っている。なのに体の張り方が凄い。お尻を出し惜しむことなく、出す。そしてお尻がめっちゃ綺麗。笑いもしっかりとるし、下品なことしても、下品になりすぎない。

寺山くん。あの顔が崩れない。安定感!落ち着き感。動きのキレがすごい。噛んだとこもあったけど、自分でリカバリーして笑いに変える。あとカツラのアフロが大きくて、凄いフワフワ揺れるの。たまにじっと見てしまうw


ジョイマン高木さん、安定して滑る。でもそれもわかってるから面白い。他が演者が面白いので、存在が面白くて滑る人というのもバランスが取れていた。

もう中さん、今回驚いた。もう中さんそのままなんだけど、間が取れていて、セリフの度に笑いがおこる。言い方が可愛いし、面白い。だからかセリフが沢山あって、大事な存在だった。

なだぎさんは安定感抜群でどのキャラやっても顔がそっくりというハイスクール奇面組フェイスwさすがの一言。

そして平野良。もう零くんが自然になっている。もちろん口調も動きも、零くんと同じく変なのに、そこに自然にいる。今回は、鈍ちゃんとの対決なので、零くんが芝居を回すことが多かった。だからなのか、零くんなんだけど男前に見えてくる。
あとは見ることはほぼない、平野良の半裸(水着姿)が見れる。いつもマシュマロボディと言っているが、今回あとの公演のためかかなり鍛えていて、仕上がっている。それ見ただけで、もとは取れた気がしたw

コメディーということもあるが、どんなジャンルだろうが百戦錬磨の推し、あそこまで芝居で押されているのは初めて見た。宮下雄也の真骨頂が、鈍ちゃんだったと思う。ほんとに盟友なのだなと思った。


今回、似ている!とTwitterですごい話題になったのにチケット発売日すら、そのだいぶ後の発表だったり、公演直前にビジュアル公開だったり、運営のやる気が感じられなかった。もっと売れていい舞台。次はもう少しやる気をお願いしたい。

出演者も楽しそうにやっているので、こちらも楽しくなるこの舞台。女の子達も皆ピッタリで、零唯の絡みも可愛かったなぁ。夏の風物詩として、是非やってほしいです。