2.5次元ナビ!リニューアル

 平野良司会の「2.5次元ナビ!」が2周年を期にしてリニューアル。新メンバーが3人増えると知らされる。ゲストは来るものの、ずっと一人ってよく考えるとすごい。1時間番組で、オープニングできっちりゲネプロ紹介して、30分くらいゲストとのトークまわして、本の紹介を熱く語り、エンディングで締める。毎回おもしろい。

 

 だから新メンバーが増えると聞いた時は、ショックを受けた。一人ではダメだったのかと。はじめはどう改変されるのか分からなかったので、それも不安だった。25ナビの一番の魅力は、ゲストとの一対一のトーク。舞台の宣伝より個人にスポットを当てる。トークが苦手でも平野さんがうまく話しを引き出してくれるので、性格や魅力がよく知れる。結果的に、舞台も楽しみになる。実際、出演が決まると喜んでくれるゲストのファンも多くなってきていた気がしていたのに、それも無くなるのかと色々考えて落ち込んだ。

 日テレは視聴習慣を大事にする。企画をしっかりして、テコ入れせずにしばらくじっと我慢。数字が上がればフォーマットを大きく変えない番組作りをするという記事を見た。確かにそんな番組を良く見る。CSは視聴率が表には出ないので数字はちっともわからない。数字が上がれば大きく変えない?低かったらどうなるの?CSとはいえ、視聴率が悪ければ打ち切られるだろうけど、大改正する場合もあるってことかい!?

 

 そしてリニューアル…心配は杞憂に終わった(o・д・)!!1対1のトークはそのままに、その他の部分は面白くなったw新メンバーたちは当番制で一人だけスタジオに来て、前半のゲネプロなどのレポと、エンディングのみに登場。ゲネプロ紹介は、前はあまりコメントもせずただ2~3個映像流していただけだったが、それを2つに固定。一つはスタジオに来ているナビ隊(レポーター陣のユニット名)がレポートに行き、もう一つもスタジオでナビ隊がきっちり説明。そして作品について平野さんとトークする。平野さんは作品の説明しなくていいし、ゲストトークと違ってボケでもいいので楽しそうだw演技論も聞ける。

 またナビ隊の人選がすばらしき。すごい人気というよりは、演技評価されている人達連れてきたなぁと思っていたが、松井勇歩くんは関西出身でツッコミも上手く、器用なしっかりもの。長江崚行くんは頭の回転が速く、愛くるしい。そしてここに宮城紘大くんを入れる絶妙さ。平野さんは演技できるアホな子が大好き。みんな色々な作品に呼ばれる達者な人選。自分の出ている稽古場リポートなどスタッフがやるより和やかに進む。平野さんのこともだけど、日テレの情報網はどうなってるのだ…

 あと小説紹介にいたっては不定期になってたし、2.5にはまったく関係ないし、さすがに無くなると思っていた。だがリニューアル後、本とサインチェキを付けるから、キーワードとアンケート書いて応募してねということで、前よりしっかりやるようにww出版社から評判がいいの?ファンが多いのか?何にしろ紹介がどんどんうまくなってる。流暢で早口、でも伝える力がすごいので引き込まれるし、熱量の込め方が絶妙で、そんなに言うなら読んでみようかなと思うのだ。

 総評すると、大きく変わることなく、最初と最後にレポーターを投入したことで、全体的にわちゃわちゃしてて、番組が明るくなった。既存ファンも新規ファンも取り込む手法。さすが日テレ様。疑ってすみません。

 

 そして日テレプラスで何よりありがたいのは、平野良特集と題し主演の2.5次元舞台を25ナビの前に流してくれるようになったこと。役者平野良を知ってもらい25ナビを観てもらう、25ナビ観てる人は作品も観てくれるという一石二鳥なのだろうけど、すばらしき考え。でもそれも演技とトークの実力も認めてもらったからこそのこと。予算もついたからこそ。TV放映ではじめて平野さんの演技観たという人もいて、ありがたい。

 それに文劇、モリミュとでかい2.5次元の主演も来て、25ナビゲストもそれ関連にしてくれて、そして2作品とも大ヒット高評価。モリミュにいたってはゲネプロと舞台裏リポートで2週連続特集。それなら契約しようかという人もいて、上手い。オファー自体も今までキラキラ2.5やっていなかったこと考えれば、25ナビやってたことが巡り巡ってるのかな。多くの人に観てもらえる2.5の凄さと、平野良はやっぱり天才だったと思わされた2作品だった。

 

 回を増すごとに司会が上手くなり、今や一対一のトークをあのレベルできる界隈の俳優はいない。そして演技のスキルも高く、出ている作品も多いからこその生まれる説得力、話しの広がり。あまりに待遇してくれるので終わるんじゃないかという恐怖さえあるが、ありがたさの極み番組。愛されている。でもDVDだけお願いします。 

ディズニー公式の平野良

  広報が苦手な平野良の所属事務所から、先日の夕方、YouTubeのリンクと「waku waku Trip!ウォルト・ディズニーアーカイブス展へGo!」とだけ書かれたものがツイートされた。

 ディズニー?はぁ?何かの企画か?と不信に思いながらリンク先の動画を視聴してみると、始まってすぐに平野さんが「ディズニー公式YouTube」と発言。こう…しき…?公式!?びっくりして配信元をクリックすると確かにディズニー公式。えっなんで?ディズニー好きとかも聞いたことないし…。公式チャンネルは最近始めたとかなのかな…いや2007年開設。チャンネル登録者数が少ないとか…登録者数121万人。わかった色んな人が同じようなことやってるんだ…えっ誰もやってない!?

 落ち着け、とりあえず見よう。ということで視聴開始。なるほどカナフルTV見てオファーしたんだなと初見は思った(tvkの番組「カナフルTV」で1年くらい前から不定期でレポーターに。上手いレポーター陣に囲まれ上達。しかも独特の表現やビビりな性分などを駆使して、とても癖の強いレポートをしている。tvk公式YouTube参照)。でも何度か見ていると、平野さんの面白さや魅力をあますことなくいれていることに気づく…これはカナフルだけではなくて、他のトーク番組のおももくや2.5次元ナビ!も見ていないとできない。おももくでは顔出ししないディレクターと話しながら進めるのも一つの魅力であるし、2.5次元ナビ!では卑屈なところやスタッフを不信がるところが面白かったりする。そんな色々な魅力がつまっている。

 !!?ディズニー公式が平野良を研究している…?というか他ではやってないのに、クイズやらしたら可愛いってなぜ気付いた。研究というかもはやファン…。ディレクターの人が平野さん好きなのが伝わってくる。どこのスタッフにも愛される。

   

 再生回数を稼げる芸能人や若手俳優、アイドルが腐るほどいるなか、平野良の起用。おそらく天下のディズニーは、その界隈だけに向けるのではなく、誰が観てもいいように、しっかりとレポートできて、見た目が良くて、面白い人を探していて…と考えてもやっぱり不思議ww育三郎さんじゃなくてもいいのかの意見に納得すぎて笑ったw

 でもそこらの芸能人よりは、上手いし面白いと思う。加えて顔もいいし滑舌もいいし声もいいし頭もいい。見つけてくれたことに感謝です。

 

 ディズニー公式チャンネルでは映画宣伝やアニメの動画が中心で、他の試みは始めたばかりの様子。だが、登録者数121万人は桁違い。たくさんの人の目にとまる機会が増えたのも事実。平野さんが最後に「それではまた!」と言っていた。平野良をすごく研究したみたいなので一回では終わらないと思うし、人気YouTuberにしたい感じも編集から少し感じたw 色々な仕事が繋がりに繋がったこのお仕事。この先このお仕事も色々なものに繋がりますように。演劇の鬼神、平野良をよろしくお願いします。

 

最後に今回の動画の宣伝。

観てる間、ずっと突っ込みを入れたくなる動画。あざとい、イケボ、誇張すな、なぜオネエに、はしゃぐな可愛い等心の声が止まらない。性癖にはまらない人が観ても、癖が強くて単純に面白いので、ディズニー公式の平野良を是非一度ご視聴下さい。

https://youtu.be/DEbQHmd15bo

 

 

ミュージカル「憂国のモリアーティ」♯モリミュ

シャーロックホームズに出てくる敵、ウイリアム・ジェームズ・モリアーティ教授が主人公のお話。漫画原作。もちろんウイリアムをはじめ全員美形。ウイリアムが腐った貴族社会を壊すために、市民を苦しめている貴族を完全犯罪により抹殺、貴族の悪行を表舞台にさらし、色々な方法で世直しをしていく話。ダークヒーロー。シャーロックをも利用し手玉に取っているウイリアムだが…。

 

ミュージカルはウイリアムとホームズのW主人公。ピアノとバイオリンの生演奏。2.5ではめずらしい。今回は安心安定のキャスト、演出家を揃え、憂国は.5界隈にはあまり知られていない様子だけど、公式の宣伝も上手く、なんかこのキャスト陣すごそうじゃない?という感じでジワジワ売れた公演。

 

2時間半のこの作品。終わった後みんなつぶやく。やべぇ。もう一回見たい。実際、満足度がすごい。原作もしっかりしているが、脚本も三部構成で大事な要素を入れ込みながらわかりやすく上手く作られている。役者陣の顔が美しい。オーラもある。圧倒的歌唱。演技も上手い。原作再現度が半端ない。

両陣営の対比も良き。モリアーティ家は内に情熱を秘め、任務を淡々と遂行していき空気は重め。ピアノメイン。歌をまっすぐに歌い上げる。対してホームズ陣は、ウイットに明るい。バイオリンメイン。セリフを語るように歌う。

 

イリアム、鈴木勝吾。こんな歌うまい人ミュージカル界以外で存在してたの?こんな高音ボイスだせて声量あってお顔も良くて演技も出来る希少な人種なのに、事務所は何してるの?と謎の思いが湧いた。凜とした孤高の雰囲気は出ていたが、作曲家さんが勝吾くんこんな音域広いんだよ!作るの楽しい!みたいな曲沢山歌わせていたので、歌が上手すぎるという印象が強く残り、ウイリアム感がよくわからなかった。それくらい圧巻。

 

 アルバート、久保田秀敏。アルバート兄様!漫画のまま!手を後ろに組んで、胸をずっと張っているのだが、胸板が素敵。姿勢が良くて、余裕があって、所作がキレイで、どう見ても貴族。キャラ的には、すごい真っ当に見えるけど、幼き頃に自分の考えの為に親まで殺す狂った人。目が笑ってない感じがいい。

 

ルイス、山本一慶。このお方すごい。ウイリアムを心酔し支えたいと思っている弟。すごいイケボで柔らかい声を出す。歌も上手くて、良い声で声量もあって。ウイリアムしか眼中にないやばい雰囲気もある。個人的には、顔を焼く場面が好き。美しく色気もあって、ルイスが好きになった。

 

モラン大佐、井澤勇貴。立ってるだけで完璧なモラン大佐。背が高くて、ワイルドな雰囲気に、たばこを吸う仕草。足長。男前。欲を言うと、声がもう少し太いといいのだけど、ご本人はすごい綺麗な声してるからな。井澤さんの歌声がとても好きです。もっと下さい。

 

フレッド、赤澤遼太郎。色々変装するのだけど、どれもお上手。赤澤さんだと気づかなくて、びっくりしたりした。歌も歌えるし、殺陣も早くて見えなかったくらいだし、先輩方みんなにかわいがられるのもわかるくらい可愛らしい。

 

エンダース卿、小南光司。ゲスで悪党役。お歌はまだ伸び代あるけど、演技は狂気も感じたし、最後の場面は鳥肌立った。このお顔で背も高くて、演技もうまいとなれば…もっと売れる未来が見える。

 

ワトソン、鎌苅健太。上手い!間も絶妙でホームズとも波長があってる。キャスティング神。2幕の後半からしか出てこないのに、可愛いという強烈な印象を残す。他の人物はみな闇を抱えてるけど、完全な光!いるだけで明るくなる。憂国のワトソンは子犬のような感じだが、モリミュのワトソンは強火のシャーロック推し。「僕だけは君の味方だ。」のセリフは漫画にも出てくるが、同じセリフを歌っているのに推しへの愛をすごく感じて、このワトソンが近くにいるからシャーロックは生きてられるんだと思った。

 

 

ホームズ、平野良。1幕後半から登場。前半の重い空気が漂う中、すぐに会場の空気を掴み自然に明るい空気に変える。また前半モリアーティ家について丁寧に伝えることで、少しフワッとなった感じを、平野良が場の支配力でギュッと引き締める。

  憂国のホームズは推理力以外は性質が違うのでホームズ?という感じもあるが、平野良が演じることで、奇人変人、推理の時のホームズハンド(顔の前に手を合わせる)・早口がうまく表現されていて、けだるく豪快な感じのキャラはそのままに憂国のホームズはホームズだった!と思わされた。言い回しも立ち振る舞いも、自分が脳内再生していた憂国のホームズをはるかに上回って再現されていた。煙草を吸う、前髪をかきあげる、雨の日ジャケットを頭に被る、色気も半端ない。

 

 推理場面がまたすごい。推理場面って映像だと色んな場面に切り替わるが、舞台上だと一人でひたすら説明するだけになる。だが平野さんがやると、すごい早口なのに巧みなセリフ回しと滑舌の良さで、膨大なセリフの内容が入ってくるし飽きない。

 歌も勝吾くんの悪魔の高音の独壇場になりそうな所だが引けを取らない。安定感、テンポ、声量どれもすごい。セリフを歌に乗せることが多いが、もちろん何を言っているかわかるし気持ちも伝わる。そして語るように歌うので心地がいい。繊細で魅せられる。

 

 

今回、これこそミュのW主演という感じだった。勝吾くんが歌で殴り、平野さんが歌と演技で魅せる。他のキャストもみな漫画から出てきたようで、かつ魅力的だった。それに華を添え重要な役割を担うアンサンブル、影の主役生演奏。そして西森さんの得意なドラマチックでお互いの関係性を際立たせる演出がすごくはまっていた。

 作品を重視し、ここまでキャラに寄せた上で魅力的に演じられて、かつ顔がいいのは2.5次元ならではだと思う。しかも歌が上手いって…2.5次元ミュージカルの完成形な感じがしました。続編希望です。

 

  一つ気になるのは、ステの存在。キャスト変えます…?他のみんなもだけど平野さんと同じ役やるとかプレッシャー半端ない。

 

 

追記:おももくで、ホームズの役作りについて話してくれた。かなり憂国のホームズと原作のホームズとのあんばいを考えたとのこと。(どうしてを考えるに至ったか等色々話しているので、ニコ動「平野良のおもいッきり木曜日」第49夜の44分頃からご覧下さい。登録すると、同じくモリミュの話しもしている第48夜の鎌苅さん小南くんゲスト回等も見れます)

 けれどあんばいを考えたにもかかわらず憂国のホームズそのままだと感じた人が多かったのは、幼少期からみんな多かれ少なかれホームズ像がすり込まれていて、憂国を読んでいるときでも原作のホームズ像を重ね合わせて読んでいるのからなのかもしれない。だから原作を混ぜ合わせたことで、よけいにイメージ通りと感じた。結果的に憂国ファンにもシャーロキアンにも納得してもらえる。すごい絶妙なバランス感覚。天才か。

舞台「文豪とアルケミスト~余計者の挽歌」 #文劇

アプリゲームが原作。本が侵食されている世界。文豪達が転生して、侵食者を倒し本を守る。

観た印象は、とにかくみんな顔面凶器で、目が足りないし、演技も全員上手い。テンポが早くて、ポンポン話も変わるけども、それぞれ引き込む力のある役者なので、グッと引き込まれ、太宰さんが出て来て、賑やかして場面が変わる。2.5なんだけれども、すごく演劇ぽい。暗転はほぼない。コメディとシリアスが混ざりあう。吉谷さんとなるせさんが交わるとこうなるのかぁと妙に納得した。初見ちょっと笑いが多いかとの印象も受けたが、じわじわハマり、今は毎日観たい。


太宰おさむ役 平野良。平野さんは初キラキラ2.5ってことと、あまりに良い見た目のビジュアルにファンがざわついた。でも太宰のビジュに、文アルファンから、雄みがすごい。ヨウジョじゃない。というお声が。でも、平野良は年齢も性別も自由自在…
実際、平野さんの太宰は子供っぽくてとにかく可愛くて、感情がトップギアまで振り切ったと思えば、どん底まですぐ落ちる。でも人の心に寄り添ったり、人を救えるような熱意もある。ヨウジョだったし、少年マンガの主人公のようでもあった。

平野さんのネット番組で、太宰の役作りについて「キャラはぶれないけれど、太宰のイメージと全然違うと言われるかもしれない。でもそれを加味した上で色々と考えている。すごい模索している。」というようなことを言っていた。

平野良はどの作品でも人物に一貫性がある。だからそこにその人物が生きているように思える。
今回のキャラ付けは最後の場面から逆算したのかなと勝手に思った。最後の胸熱な場面、ゲームの太宰は言わない気がする。好きな人の前でもモジモジしちゃうタイプだし、あんまり素直になれない(解釈違いだったらすみません)。でも平野太宰は、本人にガンガン好きって行くし、自分の気分次第で手のひら返したように接し方変える。それでいて大事なことは真面目に語りかけたりする。だから最後の場面、自分もだろ!と思いながらも平野太宰なら言うなと違和感がなかった。

キャラとして違うとこがあっても、あれは太宰だ、あれはあれでよかったと思ったのは、芥川に対する好きの分量や、浮き沈み、幼さなど枠組みは同じであったこと、あとは違和感を爆発的可愛さと圧倒的演技力で納得させたからだと思う。賑やかしてただけじゃなく、締めるとこは締め、最後は感動させる。一言だけで引き込む力がある平野良だからこそ、あのテンポが成り立っていたと思う。

今回のハイライトは、ダンスの魅力も爆発してたこと。中央で踊るときのオーラ。上手いだけじゃない、惹き付ける力がすごい。テニミュの時からさらに進化を遂げていた。あれで歌も惹き付ける力もすごいので、何が出来ないことはあるのですか?


芥川りゅうのすけ役、久保田秀敏。みんな芥川の女になったんじゃないかと思うほど魅力的に演じていた。若い時から30歳過ぎても活躍している役者は、やはりすごい。妖艶で優しそうで、ちょっと天然で、大きな苦悩を抱えてて。でも殺陣は冷徹で、涼しい顔で微笑しながら綺麗な殺陣で敵を倒す。オーラを出すのが上手く、すごく魅惑的。あの儚い
感じ出せるのはすごい。OPで、太宰と顔を見合わせてニコっとする場面、永遠と見てられる。


志賀なおや役 谷佳樹。ゲームでは飄々としイメージだが、ストーリー上ツンデレにしたかったのか、太宰には塩対応でお堅くて頑固。ただむしゃには弱くて、言うこと聞いちゃう。谷くんは、苦しい感情を出すのがすごく上手。こっちまで苦しくなる。太宰との絡みも多くて、ウエブマー‼️(事務所名。2人は同じ事務所。谷くんは平野さんのTO)と叫びたくなった。殺陣の綺麗さは、この界隈では随一だと思う。

武者小路さねあつ役、杉江大志。可愛いキラキラ。可愛いけど、志賀の保護者でもあるし、戦うとめちゃ強い。むしろゲームよりも、むしゃとして魅力的なキャラクターにしてたし、弱って語るところでは引き込まれて泣きそうになった。空気を作るのが上手。ツッコミも上手い。白樺派尊い。カテコでニコってしてはけてくんだけど、可愛すぎて吐血しそうになった。


中原ちゅうや役、深澤大河。若いのに、ベテランかのような、安定で落ち着いた訴えかける演技。一番安心感があったと思うほど。この子凄い。小柄だけど妙に貫禄があって圧があって、酔っぱらいのフラフラも上手くて、ちゅうやだった。太宰のアドリブをアレンジしてメイク室で平野さんに見せてくれるみたいで、気に入られてたなぁ。


織田さくのすけ役、陳内将。器用な役者さん。関西弁も上手く、殺陣も綺麗、見た目も美しい。太宰のお母さんみたいに世話焼きで、ツッコミもできて、あれ?おださく存在してるの?と思えた。滑舌も間もテンポも心地よくて場を崩さない円滑に進める2.5の匠な感じがした。満足しないキャラのファンはいないと思う。感情を出す演技も見てみたい。


坂口あんご役、小坂涼太郎。手足が長い。細い。足が50メートルあると噂になる。素は天然らしく、アドリブが可愛い。無頼派は、ずっとワチャワチャしてた。少しアウトローな雰囲気も出てて、太宰さんを後ろから見守り、大事な時はさっと現れ手をさしのべる。すこーしだけグラサン外す場面があってキュンとする。


佐藤はるお役、小南光司。はるお先生かっこいい!兄貴!太宰への罪悪感から、それを払拭しようと頑張る。自分の思いを本人には伝えられない、押しきれない部分を残しつつも、ゲームと違い逃げ腰ではない。でも太宰に嫌い!殺意!大好き!を次々に向けられ、困惑。不憫。殺陣が、広範囲攻撃。うっぷんを晴らしながらブンブン振り回す。ゲームより好きになった。かっこいい。結婚して下さい。


えどがわ乱歩役、和合真一 。和合さんの出演した作品をみて思うのは、演技が特別上手いかどうかと聞かれるとわからない。だが、和合真一にしかその役はできないと思わせる唯一無二の存在。無敵。乱歩役も美しく怪しげな和合の魅力で、閉鎖的で幻想的な文アルの世界を盛りたてていた。今まで自転車乗れなかったというエピソードも不思議で可愛い。文劇でポポファンが増えていた。


演出が素晴らしき。幻想的な雰囲気をアンサンブルでつくる。アンサンブルさん、お疲れ様ですと言いたくなる。1時間50分と少し短いが、話が詰まってるのに、テンポが良いし、緩急がすごいので満足感がある。武器を持ってる時は本を持っていないとか、OPは各文豪の精神状態を表しているとかとても緻密に演出されていて、考察も盛り上がる。

あまり文学に詳しくないので、あとから他の方の感想などを見ていると、かなり史実を織り混ぜていて面白い。それ以外も、それぞれ死後転生した話しなので、もしもう一度出会えたら、もし同じ時代に生きることができたならというお話が色々折り込まれていてエモい。そこが文アルの魅力でもあるが、それを上手くまとめて膨らました脚本がすごかった。平野さんとは旧知の仲のなるせさん。脚本は平野良の実力を十分理解した上でのあてがきだったと思う。

この舞台、そこそこのキャパと日数だがチケットが即売。ゲームの人気は不明だが、DMMなので文アルをやったことある人は多い様子。そんな中、文劇が売れた決め手はビジュアルの良さ!!元から、顔面が良い人ばかりだが、衣装にもウイッグにも武器にもメイクにも加工にも、お金がかかっていてとにかく素敵。Twitterの更新の仕方も神がかっていて、毎週1人ずつ発表するのだが、そのメインビジュアルはクールにしてあるので、解釈違いと呟く人も多い。そこで数日後、必ず雰囲気が柔らかい写真をアップ。そっちのほうがキャラに寄っていたりして、ギャップにやられる人続出。平野さんの出る2.5は全部このスタッフにお願いしたい。ふしみゅひどかったぞ…

文劇キャストは、若くてキラキラでという人選ではない。だが実力者ばかりの絶妙な人選。みんなキャスト発表みて、キャーとかワーじゃなくて、おーって言ったと思う。9人中5人は実力を持った30代。20代でも、杉江くんや大河くんは直前の舞台で主役を張ってたし、小南くんも人気作の主役が控えている。坂口くんはついに刀剣男子になるらしい。

そんな中、主役は平野良34歳。キラキラ2.5は初めてなので、平野さんを初めて見る人も多く、その演技に衝撃を受けた人が多かった様子。平野さんは毎作見る度に進化していく化け物ではあるが、平野良ならこれくらい当たり前という気分で見ていたのでその反響にこちらも驚いた。
そして文劇良かった!というお声の多さ。終演後のDVD予約の長蛇の列。2.5次元舞台も、若けりゃいいってもんじゃないという一石を投じたような気がした。

ボーイズトーク2 DVD

役名もあり、セリフが決まっている部分もある。だが9割はお題に沿って、ほぼ素で役者がわちゃわちゃと男子会しているのを覗き見る感じである。

その当時、界隈の舞台の先駆け的存在で、顔が良く演技力もある役者が集まって、しかもみんなトークが達者。

宮下優也くんのトークスキルっぷりが半端ない。回す回す。そしてボケる。なので平野さんは、静かめ。でもたまに発言することが、うわー面倒な人だなぁというかんじ(笑)

何よりも平野さんが、さとちゃんを見る目が可愛くて仕方がない弟を見ているようで好き。さとちゃんは空いてるとこあるのに、平野さんの隣に入り込んだりしてるし、平野さんは、俺カトちゃん(さとちゃん)弱いんだよと、何かやるたびにニヤニヤ。笑っていいときは一人、大爆笑。 こっちもニヤニヤしちゃいます。

宮崎秋人くんは、モテるだろうなぁ。人当たりがよく、明るく、身軽。お題に対してのお芝居上手くて、引き込む力があるなと思った。

植田圭輔くんは、衣装も何だかエロいし可愛いけど、性格は男前。

佐藤永典くんは、変化球。可愛いけど刺があって、発想もおかしい。宮下さんに並んでこの企画の主軸。

米原幸佑くんは、彼女にはデレるタイプらしくて、みんなにえー!と言われてたけど、面白かった!


わちゃわちゃ感も魅力だと思うが、その辺の番組や若手アイドルと違うのは、お題にそって、皆を笑わせる所やこういう時どうするというのを見せるとき、皆演技力のある役者なので、上手くて見入って しまうとこ。また舞台ではアドリブ部分があったりもするから慣れてて、面白い。

皆キャリアアップしてて、もう集めるのは無理だろうけど、また同じメンバーでまたやってほしい!

ソラオの世界 2010 DVD

人体実験のバイトをしていた主人公、施設に雷が落ちて、精神が夢の中に。その夢では自分は人気バンドマンだったり巨大ロボットと戦ったり、無人島に好きな人と漂流して何十年も過ごしたり。果たして主人公は元の世界に戻れるのか。

シャトナーさんの舞台は不思議だ。はじめ見ている時は違和感しかない。ザっ演劇といった感じで、観客の空想に任せる部分も多く、そして基本叫ぶ。
長いなぁなんて見ていると段々引き込まれて、後半は自分も夢の中にいる気がしたし、最後は手に汗握っていた。

主演は、大山真志くん。エネルギーが溢れダイナミック。なのに情けなさも身に纏う。シャトナーさんにピタリとハマる。バンドボーカルとして、歌も披露するが、もちろん上手い。

山本一慶さん。初見。上手いし、男前だし、声もいい。最近までブレイクしてなかったのが不思議。

平野良。スピードが早いし、世界観の難しいこの舞台、みんな意外と笑いを取れない。その中で平野良は出る度に、笑いを取る。面白いことをいうわけではない。タイミングが上手い。
何役もこなす中、目立たない役をやっていても入り込んでいる。皆、シャトナーさんにダメ出しを食らう中、一度もなかったらしい。この作品で、シャトナーさんお気に入りのきっかけを垣間見た。
あと終盤出てくる、ネズミの帽子に悶絶した。これだけでも見てほしい()

主演のソラオには、体力と輝きと歌の旨さ、悲哀色々必要。叫ぶ芝居方法であるから、その中で感情を表現し、観客を飽きさせないのは大変だと思う。まさしくんのソラオは素敵。バンドボーカルも羨ましかったし、ちょっとタイプは違うけれど平野さんのソラオも見てみたかったなぁと思いました。

2.5次元俳優の将来

2.5次元俳優は、今ものすごい沢山いる。人気コンテンツがテニスの王子様だけではなくなり、刀剣乱舞、あんスタ、ダイヤのAとか数えたらキリがないくらいいっぱいあって、映画館でライブビューイングまでやるほどの人気。そこで主要キャラを演じることで、他の2.5から引っ張りだこになるスター俳優もたくさん。収入も多いらしい。
まだ人気作に出れないまでも、イケメンがいっぱい必要な2.5は沢山あって、若くて顔が良ければある程度需要はある。競技自転車でも水泳でも、特異能力使おうが何でも舞台化される昨今、題材も無限。

2.5が特殊なのは、役者はよく知らないけど、この作品なら行ってみよう。見た目が似てるから、これなら行ってもいいかな。って人が、作品によってデカい劇場が埋まるほど沢山いること。
ここで多発するのが、この作品のこのキャラ演じてる人は大好きだけど、役者を追いかけてるわけじゃないから他は見ないという事案。そうなることで起きるのが、人気作以外、特に2.5以外ではまったく集客できない現実。えっ凄い人気あったはず…接触イベントには人来るのに!みたいな事が起こる。

じゃあ客が来てくれそうなデカい2.5だけ出てればいいじゃないかと思うけど、そうはいかない。将来が見えないから。2.5の主要キャラは皆若い。歳とったら、出れる幅がどんどん狭くなる。色々な舞台で活躍している今の30代は、先の見えない2.5をどう卒業するかずっと足掻いてきた。でも昔と違い巨大コンテンツとなった2.5。今は集客が見込めそうな役者の取り合いになっていて、ずっと2.5のみにで続けている人も多い。将来どうなるか。

現在、2.5俳優の将来の芸能界での選択肢は主には5つかと思う。①TVに出る。②ミュージカル界に進出する。③声優になる。④色んな舞台に出る。⑤2.5のみに出続ける。

①のTVは一番難しい。大きい事務所で、朝ドラとか出て、ドラマでいい役もらって…狭き門すぎる。テニミュ卒業し、ドラマに絞って成功した人は何人かいるが、2.5にどっぷり浸かったあと成功した人はいるのかな…。
②は数少ない成功例がある。稀有だが古川雄大くんは主演で成功しつつあるし、脇ならば、集客力を武器に進出し、地道に頑張る人も多い。
③は、2.5が人気になったことで、舞台化との連動でアニメやゲームと同じ役をやったり、違う層からユーザーを得るために採用される人がとても増えた。でも役者として人気があってこそだし、一本に絞るのはなかなか…声優の競争率は半端ない。本格的にやってる人も中にはいるけど、第一線にいくのは、役者より難しいのでは。
④堅実なのは④に見えるが、今役者の数が凄まじい。顔がいいだけなら沢山いるし、多少上手い人も沢山。重要なのは固定ファンと、突出する何か。演出家や舞台会社に気に入られる実力と人柄。そして演技・歌・ダンス・殺陣・笑いのセンスが必須。えっ大変。
⑤はまだこれからの選択肢。
 先程今の30代の役者は2.5卒業のため足掻いてきたと言ったが、足掻かないで成功したのが鈴木拡樹くん(もちろん外部にも出ていたが、2.5にも積極的に出ていた印象)。先駆者であり2.5の神とまで言われ、その集客力から今や他の分野でも引っ張りだこ。2.5での人気で、大きな他作品に呼ばれたり、色々な媒体に注目され、活躍の場を広げる。でも拡樹くんだからであって、まだ追随は許していない。
 あと昔と少し様相が違ってきたのは、膨大な数の2.5があり、評価も上がってきたなか、卒業しなくてもイケおじ枠でいけるかもしれないということ。今その枠だと外部でも活躍してきた、唐橋さんとか、まだ若いけど玲さんとか。でも実力と色気と色んなセンスが詰め込まれている方が、やはりこの枠にいるので、狭すぎる門にかわりない。山本一慶さんは、このまま⑤だけでいける気がしてる。


数が増えた今、役者として食べていくのは、昔よりさらに大変になる。今でさえ、若いときキャーキャー言われてても、主役してても、段々ファンが減り需要が減り30歳を期にで辞める人は多い。あとは小さなキャパのとこでがんばる人、声優やライブ活動、アパレル経営を細々する人も。
ファンの取り合いとなっているこれからは、役者一本では生き残るのが難しい。最善は実力を付けた上で、①~④に加えて、歌手など多角戦略し、とても離れやすいファンを維持し獲得し続けること。良い事務所に入ること。植田圭輔くんとかは、戦略の成功例だと思う。

今、少しずつではあるが2.5の人気、経済効果が世間に認知されつつある。原作を忠実に再現したり、エンターテイメントに特化することで人気獲得してきた2.5。原作の力が加われば、若手のみではじめから大きな会場で上演出来る唯一無二のコンテンツ。使い捨てにならず、そこで活躍する俳優も、もっと活躍の場が広がることを願う。


ちなみに④の必須要件を、全て突出して持っている30代中盤の我が推しは、10年ほど前テニミュを卒業し、それから毎月のように小劇場含め色んな舞台に出て、実績と実力を付け、今じゃ毎月のように主役をしてる。ただ、固定ファン数が足りない。なので最近は舞台に加え、TVでの仕事や声優を開始。知名度向上に邁進している。でもこの歳で主役する人は、数えるほど。テニミュで大人気で卒業しても、生き残れるのは一握り。今でも舞台に出ている人は総じて輝く何かをもってる。

役者の中には、大きい舞台のみにシフトしていく人もいるが、TVにバンバン出てないと大きいストレートプレイで良い役はもらえない。大きいミュージカルもほとんどの人がたくさんの下積み経て、徐々に大きい役を貰えるかどうか…。大きい舞台はそこで成功すれば年を取っても活躍し続けられるメリットがある一方、成功しなかった場合、端役を続けることでファンが減り、小さな舞台を断ることで、結局2.5界隈に戻ろうと思っても手遅れになるリスクも。

先日、推しが売れたいと言って、番組で売れるためにはどうしたらいいかという企画までやったが、結局推しが目指す売れたいはどこなのかいまいち分からず。ファンの意見もブログ更新してくらいしか採用されなかった。私は大きな舞台に立ってほしい気もあるが、繊細な表現力が売りな推し、今のキャパが良い気もする。なにより主役をやるべき人だと思うので、脇に移ってほしくはない。演技を見続けたいのだが、演出もやりたいと言っている。今出演のTVも声優も今までの舞台経歴が評価されていることは確かだし、演出でも回りまわって何かの糧になるのだろう。才能はあると思ってるので、応援したい。

結局はファンが色々言おうが推しのために出来るのは、お金と時間を費やすことのみ。方針を決めるのは、俳優自身。こちらにも生活があるので、出来る範囲で、推しの芝居が見続けられるように応援したいと思う。